古民家の見学ツアー

皆さま、こんにちは。
2月に入り、気温こそ0℃前後であるものの、日差しを受ける木々がやや暖色になってきたような気がします。春も近いですね。

先日、「諏訪市地域おこし協力隊員」でもあり「Tsunagu会員」でもある塚西隊員のお宅に訪問してきました。
おじいちゃんが住んでいた家をリフォームし、東京から諏訪へ越してきた塚西隊員。この寒い諏訪へ、「大好きな家族との思い出」を胸に移住してくれました。
諏訪では日当たりのよい方の、とある地区。大きな古民家は、元々商売(染物店)を営まれていたそうです。
1階はリフォーム済みで、ゲストハウスにでもできそうな広さ。そして2階は、当時のままの広い広いスペースです。
風情のある窓枠、差込式の鍵穴、天井と床を覆う歴史を刻んだ木材……。どこを見回しても無機質な素材がなく、その歴史の重さに圧倒されてしまいます。
将来的にこのスペースをリフォームして何か活用を、と模索中とのことです。

(ここを舞台に、建築士さん立ち合いのもと一部DIYを試みた動画が、諏訪市の公式YouTubeチャンネルにUPされています。ぜひご覧ください)


【古民家セルフリノベ】 
諏訪市・下諏訪町地域おこし協力隊合同 諏訪地域の魅力発信番組 「住んでみたら!すわっていいょ!いいら下諏訪!ちおこトーーク!」第四回 住む
https://www.youtube.com/watch?v=yB_UvRhbAs0ちおこトーーク第4回サムネ

 

 

 

長野県の空き家率は全国的にも高く、また諏訪市の空き家率は県内でも高いとのこと。
日本の超高齢化社会の先にある人口減少は100%免れられない未来です。
働き方も変わり、都市部から自然豊かな土地に移住を検討する人も増えているそうですが、こうした古民家の再生・活用や空き家の活用は、新たな価値観への転換と柔軟性をもって臨まなければなりません。まずは【意識改革】がそのスタートかもしれませんね。

スポーツインストラクターだったこともあり、身体を動かすことが得意な塚西隊員。そこかしこに手を入れたり、床を磨いたり。
おじいちゃんの家を、とても大切にしながら生活する姿に感銘を受けました。おじいちゃんも天国で喜んでいることでしょう。今後の展開を見守って行きたいと思います。

〔噂の現場〕