ジャジーな夜に・・・

美しい歌声で聴かせるジャズボーカルやエレガントなジャズピアノ、諏訪在住のプレイヤーが演奏するサックスやトランペットの迫力あるサウンドなど。土曜のよるの「並木DEコンサート」に吸い込まれるように行ってきました。味わい深いJAZZの名曲を聴きながら、素敵な時間を過ごす天井無しの屋外ステージでの開催、本日124回目だと言うから関係の皆さんには頭が下がります。
 Tsunaguは18時まででCloseにして駅西口から帰路につく矢先に、柳並公園の森から静寂を破ってサックスの音が響きだし、駅裏にありがちなもの寂しげさが一変、フラフラと音に引かれるように(管理人が)歩き出しました。
 そのまま到着し、しばらくすると様子が判明してきました。今回は秋の夜長におすすめの「ジャズの名盤」のメニュー、ジャジーな夜だ。ボーカルはヨウコさんでその脇を5人が堅め演奏する「ハング5&ヨウコ」で、約1時間15分ほどの集まった人たちだけが楽しめる「木戸銭不要」のコンサートだ。同公園は踏切の脇にあり、演奏時間内に中央線を通過する電車音が6or7本、遮断機の音とともに拡声するが、けやきの茂みがはね返す別天地だ。都合100名ほどの人が席に沈み、また立っていく。お気楽ジャズ会場だから仕方がない。とはいうものの自分の横に座った人物は時間中微動だにしなかった。横顔が懐かしいシルエットの人だったので、薄明かりの中で目をコラえたら、なんと高校時代の一級上の倶楽部の大先輩でした。会社帰りだという。幾年かぶりの再会だった。
 今夜に限って腰を下ろしてみた「並木DEコンサート」・・・ 切ないメロディが心に響く「ジャズ」は、センチメンタルやメランコリックという言葉が似合う。「秋」にぴったりの楽曲が流れる中、ジャジーな夜は更けていく。